【記録】2024.6月 高校生のための心理学入門講座
2024.6月
府内公立高校
対象:高校1〜3年希望者向けに放課後開催
【講座内容】
・心理師の資格の様々
・様々なセラピーメソッドと違い
・環境や対人関係の中で起こる心の仕組みあるある
・SCの普段の仕事や実際のカウンセリング例
・実際の暮らし
60分という短い時間枠の中で事前にかなり絞り込んで、この高校の子たちに伝えたいと思うことを、スライドを出来るだけ絞ってタイム内になんとか納め盛り込めたように思います。
最後は、ちょっと違う視点から、『心』や『心理学』というもの自体のこれからに少し違う角度から想い馳せれるような本をシェアして終わりました。
言語学に興味があるから心理学にも興味がある子が持っていった言語学者の本に興味を持ってくれたり、じーっと神妙な表情で聴いてきた子が講義後に我が事の悩みを話しかけてきてくれたりと、普段のカウンセリング室では出会えなかった生徒たちと話せて、自分の中にも風が吹いたみたいな体験でした。
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今回の企画は、SC(スクールカウンセラー)として伺っている高校の一つの、コーディネーターの先生のアイディアで開催。
(※各学校にいる、SC (スクールカウンセラー)のコーディネート担当の先生。学校や先生や保護者、生徒とSCをつなげてくれる窓口になる。)
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高校へカウンセリングに行っていると、学校によって多い少ないはあるもののカウンセラーになりたいという生徒が一定数いて、その子が3年生だったりすると途中からキャリアカウンセリングのようになることも多いですが、
『うちの学校は、特に心理学に興味を持っている子が多い気がして』
『それになんか面白そうだし、ふふ。』というのが、今回企画された先生の言葉でした。
希望者のみだしで放課後の開催なのでそんなに参加しないだろうと思いきや、
1〜3年生まで20人の生徒が参加してくれました。
企画された先生ご自身がびっくり😳という事態に。
初めての学校に配置されると、カウンセリングをしつつ先生達との関係性を作ることや学校全体を観察することで1年目が終わってしまう場合が多いのですが、2年目くらいからは先生達とのおしゃべりの中でお互いの人柄や価値観が分かりはじめて、安心感の中でようやく『ちょっと色々試してみても良さそうだな』と、チャレンジができるような雰囲気になってきます。(あくまでも私の場合です)
今回は、いつもSCのマネージャーさながら裏方で奔走してくれている先生の発案で、
その先生ご自身が楽しんでくれているということが、ほんわり心に残った出来事でした。
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