【記録】府立高校教職員研修「パーソナリティに応じた生徒理解」

2025.2月|府立高校教職員研修(90分)

「パーソナリティに応じた生徒理解〜4つの認知チャンネルを使って」

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必死のパッチで準備していた3学期末の研修の記録。

今回は先生たちから三つのオーダーがあったので、


① 昨年末のASD当事者の講師の講演内容と繋がる形で

発達特性についても触れてほしい

②本校の生徒の特徴を知りたい

③ミニワークもちょちょっと入れて欲しいな (え!)


それに合わせてケース事例も用意して

発達特性も「どんな風に世界を認知しているのか」

と、認知チャンネルの視点から紐解く形でお伝えしました。


特に、当事者の講師の方の研修を受けて先生方がアンケートの中で書かれていた気づき

〜「ASDだから」「ADHDだから」というカテゴリーではなく

「個別性を見ることが大事」〜


という視点をバトンで繋げたかったので、

最後は丁寧にその部分について触れて。


「発達特性」についてはいろんな視点で捉えることができると思うんですが

認知の捉え方の違いから紐解いてみることもできると考えていて、

グラデーションであることや個別性の違い、

それぞれの個性に合わせたお互いハッピーな関わり方なんかが、

かなりわかりやすく腑に落ちます。


「発達特性というカテゴリではなく目の前の人を個別性で観る」

ということを先生達と一緒にできると、

日々のやりとりがとてもスムーズになることが多いので

これは今回一番シェアしたかったこと

わたし側の狙い。


ミニ・ワークに関しては、

初めてやってみたからどうかなぁと疑いつつも

さすがクラスという集団を操るスペシャリストの猛者の皆さん。

グループになった途端躍り出るファシリテートと

絵に描いたように「活発に」意見の飛び交う景色

「the グループワークの鏡・・・!😳」


やってみて良かったなぁと、

コーディネーターの先生に感謝でした。


盛り盛りだったけど、90分に収まってgood。


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【 アンケートから一部抜粋 】

(※ 許可を得て掲載しています)

◻️周波数合わせというワードが印象に残りました

◻️先生のカウンセリング方法が理解で来て面白かったです。様々な視点から生徒を捉え、どのカテゴリーに分類されるのか「見える化」される方法などで、生徒や保護者は理解しやすいだろうと思いました。

◻️人格の根っこを大きな四つの特性がブレンドされたものとして考えた時、それぞれに応じて対応の仕方を意識していけば、もっとコミュニケーションが上手くいくんだとわかった。

◻️生徒のタイプを見極めて指導をしていくという考えにとても共感できました。何となく感覚でやってきたことが言語化されてスッキリしました。

(←こう考えている私は思考タイプですね)生徒に合わせた声掛けができるように、周波数を合わせてみるという意識を持とうと思いました。

◻️生徒と関わる際に10人の人格があって、多面的に生徒を理解することが大切だと改めて考える機会となった。発達特性があるからなどカテゴライズに思考がかたよからないように気をつけたい。

◻️4つのタイプを意識することで、自分も含めて人をより俯的にとらえようと思いました。

◻️いろいろな角度での考え方があるので、意見が違うことがあっても立ち止まることが大事なんだと、改めて気づかされました。

◻️人と関わるときの一つのツール・手段として有用だと感じました。

( ※「認知チャンネル」という言葉&概念は、ユングのタイプ論や認知行動療法などの知識体系をベースにして、Yasmine.Handworksが現場のケースワークの実戦の中で試行錯誤しながらフィールドワークしているオリジナルのツールです。)



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